ゆきさやか

市川農場が産地品種銘柄の申請を行い認可されたお米です

ゆきさやか物語

「ゆきさやか」は市川農場が農水省に申請し産地品種銘柄になり北海道の生産者が栽培できるようになったお米です。

ゆめぴりかを超える
新しい北海道米

北海道農業研究センターで平成21年に育成された北海302号(現在のゆきさやか)は極良食味米と言われ業界では「ゆめぴりか」よりも良食味という評判でした。
私の農場でも試験栽培を行なっていましたが「ゆめぴりか」の粘り+粒の食感もしっかりしていてゆめぴりか以上のお米だと私は確信し「ゆきさやか」の誕生に期待していました。
しかし、その美味しさゆえに様々な農業組織のしがらみにより産地品種銘柄にされずに数年が経過し平成27年までは正規品ではない「ゆきさやか」を闇で販売されていたのが現状でした。(ゆめぴりかを北海道の優良ブランド米として積み上げてきた組織は味の特徴が似ている。もしくはそれ以上の極良食味米「ゆきさやか」を表舞 台に出したくないということが理由の一つではないかと推測しています。)

「ゆきさやか」を誕生させた目的は
北海道米の更なるブランド化

私はゆめぴりかを凌駕するお米が北海道にあるにもかかわらずこのお米を封印させてはいけないと思い、北海道農業研究センターのご協力で「ゆきさやか」を産地指定銘柄にする為に平成27年12月に農政事務所の会議に出席し農林水産大臣に銘柄認定の申請書を出し「ゆきさやか」の優良品種に相応しい特性について説明しま した。

その後、私の要望が農林水産省に承認され平成28年から正式に北海道の生産者が「ゆきさやか」を栽培することが可能になりました。
「ゆきさやか」を誕生させたかった私の目的は北海道米の更なるブランド化と直販に意欲的な生産者がコンセプトです。
極良食味米で種が少ない為に多くの店頭に並ぶことはなく直販をしている農家の大きな武器になります。
価格コストを下げて大量販売を得意とする業者さんではなく適正な価格で生産者と信頼関係を作り頑張っているお米屋さんにも広げて頂きたいと思っています。
意欲的な生産者が独自の差別化を図り北海道米のブランド価値を更に高めるお米に育って頂ければと願っています。

農業生産法人
市川農場 市川範之
農林水産省のホームページで公開された「ゆきさやか」の申請についての会議議案です。
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ゆきさやか資料館

北海道新聞で紹介されました。
北海道新聞デジタルはこちら https://www.hokkaido-np.co.jp/article/915649/
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ゆきさやかの特徴

  • 米の食味に影響する重要な特性であるアミロース含有率とタンパク質含有率の両方が低い品種です。含有率が高いほど、食味が低下しています。
  • 「ゆめぴりか」や「おぼろづき」の食味のレベルをそのままに、両品種の弱点である登熱気温の変化にともなう食味の不安定さ解決した初めての品種です。
  • 炊飯した時のご飯の白さ、つやがあります。

他の品種との比較データ

「ゆきさやか」よいう品種名は、ご飯の白さに優れ、つやがあり、雪のように白く清らかであることに由来しています。今後の北海道米の食味の向上と安定化への貢献が期待されます。
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